まちづくり協議会設立の主旨

 石部南学区にほ、まもなく設立30周年を迎える石部南小学校があり、高度成長期の急激な人口増による
新興住宅地の3区と,奈良時代に建立されたと伝えられ、現在では観光資源となっている湖南三山のうちの
ニケ寺である、長寿寺、常楽寺を有する在所の2区からなる合計5区で編成されています。
各々の区には、基礎コミュニティの自治会が組織され住民自治を担ってきました。
緑と清流に恵まれた山間地が広がる自然豊かで、先人より守られてきた歴史と文化を偲ばせる誰もが自慢
できる故郷でもあります。
時代の流れば少子高齢化、核家族化、市町村合併による組織の肥大化による歴史文化の継承の困難化、
自治会の年代構成のアンバランス化、コミュニティ意識の希薄化、女性団体や青少年団体などの加入減少化
などにより、地域の課題が現れています。
今迄の経済成長と共に拡大してきた行政サ―ビスが維持できず、行政だけでは解決しきれず、
放置できない課題が在り、私たち市民自らが動くことで解決できる課題が在ると考えます。
薄れていく地域特性、地域固有の伝統・文化および独自のまちづくりを解決する為に、現在の
地域型コミュニティにテーマ型コミュニティを取り人れ、区を超えた広域な市民参加の下で学区単位の
住民自治組織が必要と考えます。
課題解決のためには、市民レベルの各種団体等のネットワーク化、連携・協力により、地域で効率的な
課題解決策を見出せると信じます。
石部南学区の―体感を確保し、さまざまな団体が連携することにより、団体の相乗効果と効率的な
役割分担で人材確保と、やりがいが見出せると期待してます。
各区には、従来からの身近な自治活動組織として地域の独自性による、住民相互の互助組織としての
役割を担う継続性が必要と認識し、学区としてのまちづくり協議会への活動の母体となっていただいて、
是非とも協力を賜りたいと思います。
今回の設立の為に,多数の人々に参加願い、意見交換で出た課題で、活動拠点の環境整備と確保、
市民生活の安心と安全、等々を、行政・自治会・まちづくり協議会で各々の役割分担を仕分けし、協議の上
事業が進められるものと考えています。
資金としては、行政より頂くまちづくり交付金のうち,加算金を充当し運営をいたしたいと考えています。
学区民全員で、現実を考え、未来に向かって、―緒に知恵と汗を流し、「ここに住んでて良かった。」
「ここにいつまでも住みたい。」と、子供から高齢者まで誰もが実感できる愛着の持てる故郷づくりを
めざしたいと思います。